癌治療への応用を目的としたRad51タンパクの阻害剤の作成
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講演者 |
高橋 正行 先生
UMR 6204 CNRS & Universite de Nantes |
日時 |
平成19年3月6日(火) 15:00 - 16:00 |
場所 |
北海道大学理学部6号館1階03室(ゼミ室(1))<地図> |
要旨 |
Rad51タンパクは、相同DNA組み換えによるDNA修復に重要な役割を果たし、癌の放射線治療への耐性に関わっている。組み替え反応のために、Rad51はDNA上に重合し螺旋フィラメントを形成する。我々は、Rad51のサブユニット/サブユニットの結合部位を決定し、その部位に類似したペプチドによってフィラメント形成が阻害されることを明らかとした。さらに、このペプチドの細胞への導入で細胞の薬剤感受性が上昇することを観察し、癌治療への応用の可能性を示唆した。 |
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連絡先 |
理学研究院化学部門 生物化学研究室 坂口 和靖 (tel: 011-706-2698) |